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ロックンロール from シアトル

THE DAMNED

July 2018 @ SHOWBOX AT THE MARKET, Seattle, WA -

女子サッカーを観たその足でシアトルダウンタウンの Showbox に向かいます。

行くかどうか迷っていたので当日券で入場。 28ドル。約3,000円。ビッグネームなのに安い。 前売りだと3ドル安いけど、オンラインだと手数料やらなんやらでなんだかんだで最終的に30ドルを超えてしまいます。なので迷った時には会場で購入するに限ります。(チケットが余っている保証はないけど)

ダムドはサマソニで見て以来だからどうやら個人的に14年ぶりってことならしい。

混み込みではないのでステージが近い!

キャプテン・センシブルだー。

64歳。

いちいち客に文句言ってます。

背の高い客が前の方に来て、首が疲れてきたのでフロア中央付近に移動。

このサウスポーのベーシスト、音がめっちゃめちゃかっこいいんだけど、誰かよくわからない。後でウィキペディアなども調べたんだけど、彼に関する情報がない。イギリスで働く同僚の M.J. に風貌が似ているんだけど、彼でもあるまい。(んなわけない)

キャプテン・センシブル、ギブソン SG のギター音がかっこよすぎます。

ジミヘン的にギターソロを弾くぜ!

New Roseはやはり名曲だなー。Neat Neat Neat ともにこの日最高の盛り上がりを見せていました。

Ignite でフロアにマイクを差し出すデイブ・ヴァニアン。

アンコールが2回あったのだけど、バスの最終が迫っていたので泣く泣く途中退出。

ジジイのパンクス、かっこよすぎました。

(22:15 - 24:00?)

 

NEIL YOUNG (Arroyo Seco Weekend)

June 2018 @ Brookside at the Rose Bowl, Pasadena, CA –

ロサンゼルス郊外パサディナで開催された Arroyo Seco Weekend という、コ―チェラよりもちょっと上の客層を狙ったフェスティバルの初日のトリは、ニール・ヤング+プロミス・オブ・ザ・リアル

今日は 4 つしかバンドを見ていないのに疲れ切ってしまい、芝生に寝ころびながらのスロースタート。

クレイジーホースでもなくソロでもないバンドメンバー。

スクリーンに大写しになっているお爺さんはいったいだれ? としばらく考え込んだぐらい、ニールヤングは歳を取って見えました。

ちょっとだけ Wikipedia で確認してみると、御大は御年72歳。

立派なおじいさんです。

まだ風になびくぐらい髪の毛のボリュームがあるだけでも感謝しないとね。

スタイルはクレイジーホースに似ていますね。

しかし過去フジロック(苗場)、ソロ(シアトル)で見たライブよりもグダグダ。

セットリストをすっ飛ばし、ギターの調子が悪いと次の曲へさっさと進行し、なんとなくみんなを困らせていました。

でもやっぱり、「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」「ヘイ・ヘイ・マイ・マイ」の連打にはしびれました。

めちゃめちゃ簡単なギターリフなのに、なんでこんなにも心と体に響くんだろう。

セットリストを見てわかるように、この2曲を含め、後半は名曲を惜しげもなく披露。

選曲はフェスモードですが、やっぱりセットは余裕で2時間を超えました。

ありきたりの言葉ですが、やっぱすげえ爺さんだ。

真っ暗な道を徒歩で30分かけて宿に戻り、明日2日目のライブに備えます!

 

 

THE SPECIALS (Arroyo Seco Weekend)

June 2018 @ Brookside at the Rose Bowl, Pasadena, CA –

カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のパサディナという街で行われたArroyo Seco Weekend フェスの初日も、日がとっぷりと暮れ、酔っ払いがあふれ、いい雰囲気になってきました。

そんな出来上がったオーディエンスに対するはスペシャルズ

最高。

でも個人的にははじめてのライブです。

セカンドステージはほぼ満員といった感じ。

スカ、スカ、スカ、で、楽しまなきゃ損、って感じのノリ。

これ、ライブが終わってから気が付いたのですが、ドラムはリバティーンズのゲイリー・パウエルなんですね。

いやー、似てるなー、とライブ中から思っていたのですが、なにせスティックさばきがガレージバンドのそれとは違って繊細かつ多彩。

テクニカルなドラミングを見て、まさかリバティーンズの…という感じ。

でも今となっては納得な感じ。

何でもできるんだな、結局のところ。

もちろん「わんつー!」のあの曲もやりました。

ポリティカルなメッセージも所々にインサートされていましたが、結局のところ「楽しかったー」という印象だけが残るライブ。

さて、トリのニールヤングを見るぞ。

 

 

JACK WHITE (Arroyo Seco Weekend)

June 2018 @ Brookside at the Rose Bowl, Pasadena, CA -

Arroyo Seco Weekend というロサンゼルス郊外パサディナの2日間フェスの続きですが、セカンドステージのベルセバのライブが終わるとメインステージにダッシュ!

でもジャック・ホワイトのスタートに微妙に間に合わず。

しかし遠くから聞こえてくるジャックホワイトのギターは超やばい!

ただのギターロックなのに、最初の音だけで鳥肌が立ちました。

ステージセットも意外に大掛かり。

スクリーンのビジュアルにも手が込んでいて、ただステージの様子を映すのではなく、様々な特殊エフェクトが施されていました。

ジャックホワイトの単独ライブでは携帯・スマホの持ち込み(撮影じゃなくて持ち込み自体)禁止されているので、こういう画像が撮れるのはフェス会場だけです。

再度言いますが、ただのハードロックなのに、なんでこんなに引き込まれるんだろーってぐらいめちゃめちゃ中毒性のある音。

キーボードもフィーチャーされていましたが、ジャックホワイトのギターとアレンジがなにせかっこいい。

映し損ねましたが、ドラムの女性も猛烈にかっこよかったです。

ソロではやらないだろうと思っていた「Seven Nation Army」が最後に来たのでびっくり。

正直蛇足ではないかと思いました。

ソロの音源とちょっとマイナーな曲にスポットライトを当てるだけで充分です。

さて、続いてはセカンドステージに移ってスペシャルズのライブを観るのだ。

 

BELLE & SEBASTIAN (Arroyo Seco Weekend)

June 2018 @ Brookside at the Rose Bowl, Pasadena, CA -

Arroyo Seco Weekendというロス郊外のフェスの続きですが、プリテンダーズの終了を見届けることなく、セカンドステージに移動してスタンバります。

ベル&セバスチャンが登場。

実はベルセバのライブは初めてでして、音源もアラブ・ストラップとやった20年ぐらい前のアルバムしか聞いてません。

でも舐めてましたわー。

ベルセバ超いいじゃん。

というか日本人好みの音なんだなー。

分かりやすいビートがあって、メロディアスでもありダンサブルでもありアンサンブルもすごくしっかりしてます。

もっとしっとりした感じのステージなんだと勝手に想像していたのですが、いい意味で期待を裏切られました。

ボーカルのスチュワートのMCは面白いし動きもアクティブ。

移民の多いロサンゼルスで、かつ、メキシコ対韓国のワールドカップ予選の試合があったその日に「MEXICO IS THE SHIT」のアウターはやばいだろー。w)

キーボードにアコギにエレキにとっかえひっかえ持ち替えるので曲ごとにとても忙しい。

多すぎるように見えるバンドメンバーもいいキャラしてますね。

いい意味でバラバラ。

1時間弱のステージが終わって SEE YOU!

いやー、大満足のステージでした。

これだけでもう帰ってもいいぐらいの充実度。

でもフェスはまだまだ続きます。次はメインステージのジャックホワイトを観ます。

 

PRETENDERS (Arroyo Seco Weekend)

June 2018 @ Brookside at the Rose Bowl, Pasadena, CA -

Arroyo Seco Weekend というロサンゼルス郊外パサディナで行われたフェスに行ってきました。

ぼろいモーテルからテクテク歩いていくと、丘の上からフェスの駐車場が見えます。

下りていくと、そこはゴルフ場。

そう、ゴルフ場がフェスの会場なのでした。

 

めっちゃ暑い中、初日にラインナップされていたプリテンダーズ

めっちゃ久しぶりです。

2002年、シカゴでローリングストーンズの前座で観たのが最初で最後。

ものすごい人だかりで前方がよく見えません。

ステージ横のスクリーンでクリッシーハインドの姿を確認します。

いやー、老けたなー。

老けすぎて逆に鬼気迫るものがありました。

でも声は全く変わってません。すごい。

 

 

場内にステージがプリテンダーズがプレイしたメインステージを含め3つ。

これが最も小さいステージです。

プリテンダーズが始まるまで、Hurray for the Riff Raffというバンドを観ました。

ロックンロールと R&B がルーツで、ちょっとラテンフレーバーの入ったバンドで、すごくよかったです。

続いては別のステージでベル&セバスチャンを観ます。

THE LONGSHOT

June 2018 @ WILD BUFFALO, Bellingham, WA -

グリーン・デイビリー・ジョー・アームストロングによるソロプロジェクトがこの The Longshot

アナウンスからほんの1ヶ月先に北米クラブサーキットが組まれ、こんな小さいハコでやるのかー、チケット無理だなー、と思っていたら案の定、シアトルの Chop Suey 公演はソールドアウト。普段ローカルのパンク、オルタナバンドしかやらない小さいライブハウスなのでそりゃだめだわー、と思ってみていたら、ワシントン州内でもうひとつライブが組まれている。

「ベリンガムで? ビリー・ジョーが?」

シアトルが仙台だとしたら、ベリンガムはさしあたり石巻って感じですかね。

去年ギターウルフを観たので、ロックなアクトがライブをするのは知っていましたが、世界的な成功を収めている現役アーティストのツアーにしてはドサ回り的なチョイスです。

そのベリンガム公演のチケットは無事に取れまして・・・というか、しばらく売れ残っていたというか、当日にサイトを覗いてもまだ発売中だったような気がします。

平日だったので会社から車で1時間ちょっとほど走り、ベリンガムのダウンタウンにあるWild Buffalo という会場に到着しました。

人がたむろしていなければ通り過ぎてしまうような小さい店構えです。

こういうライブハウスにはありがちなのですが、チケットなるものは存在せず、ネットで予約して顧客リストに載せてもらい、入り口で運転免許証で本人照会して入場します。セキュリティチェックもありません。チケット代は27ドル(=3000円)でした。

入るとこんな感じの普通のバーで、

その奥がステージになっています。

まぁ、小さくてアットホームな会場ですね。 めちゃめちゃ混んでいるわけでもなく、ビールを飲みながらパンクのスタンダードを聞きながらバンドの登場を待ちます。

前座があったのですが、極めて珍しく会場のオフィシャルサイトにメインアクトの開始時間が記載されており、スモークが大量に炊かれ始めたなーと思ったら、その定刻きっかりにビリー・ジョーとメンバーがステージに飛び出してきました。

グリーン・デイのサポートギタリストをベーシストとして迎えた4ピースのバンドです。

もちろん The Longshot の曲からスタートします。 爆音ですがビリーの声の通りがいいのでとても気持ちいい。

上の写真では小さく見えますが、実際にはデフォルトでこんな感じに見えています。

近すぎて鼻血が出そうです。

5メートルほどの距離でビリー・ジョーがギターを掻き鳴らすのを見る最初で最後の機会だろうなーとかぼんやり考えていました。

それもこんな田舎町で。

(・・・住人の方、失礼!)

いちおうパンクバンドのライブなので、フロアも盛り上がってはいますが、どちらかというと年齢層が高めなので、ダイブとかは出ませんし、クラウドサーフしてもステージ前で受け止めてくれるセキュリティスタッフがいません。w)

とはいえ、ビリー・ジョー本人はギターを持ったままフロアにダイブしてましたが・・・。

アドリブっぽいMCもちゃんとあって、あまりにも小さいライブハウスであるがゆえにステージから入り口がよく見えるらしく、「外に立ってないで中に入っておいでよ!」と2度ほど会場外の通行人を煽っていました。w)

The Longshot の曲はもちろんアルバム全曲プレーするのですが、もちろんそれでは足りないので、マニアックなグリーン・デイの曲もやってくれました。

クラッシュやダムド、ジェネレーションXのカバーも秀逸でした。意外だったのはローリング・ストーンズの初期のバラード「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」を演奏したこと。デヴィッド・ボウイのカバーもそうでしたが、オリジナルに忠実だったのは、アーティストに対する愛?

マイクスタンドにネックを擦り付けてノイズを出すなどしたギターはトレードマークのストラトキャスターではなく、すべてレスポールモデル。

ハンドマイクで歌うこともなく、かつグリーンデイのような客を煽る余興も少なく、次から次へとパンクソングを繰り出すのは良かったですねー。

オリジナル曲のカタログが遥かに大きいグリーン・デイのライブもぜひそうして頂きたいです。意外性を狙ったカバーソングや「あいせい、えーおー!」の連発で時間を浪費するのはもういいわー。

アンコールを3曲披露した1時間半弱のライブは、ひたすら汗臭いと同時に清々しかったです。

(21:35-23:00)

↓ は前日ポートランド公演のセットリストですが、この日も同じだったと思います。